【店舗撮影のコツ】炎を囲む想いまで写す。南魚沼・MAKINO-BAの事例から学ぶ、写真が伝える“物語”

MAKINO-BA

店舗の魅力を写真でどう表現するか。それは空間の美しさだけでなく「どんな想いでつくられた場所なのか」「そこにどんな人がいるのか」まで伝えられるかどうかにかかっています。

今回は、六日町駅前にオープンした薪ストーブ×コワーキングの拠点「MAKINO-BA(マキノバ)」を取材撮影させていただいた事例をもとに、「店舗撮影のコツ」を3つの視点からご紹介します。

① 撮影前に「想い」を聞き出す。ストーリーが写真に深みを生む

ナチュラルな空間で働く人々。MAKINO-BAが描く働き方の新しいカタチ
MAKINO-BAでPC作業に取り組む利用者。薪ストーブのぬくもりとともに

撮影に入る前に必ず行っているのが、オーナーさんやスタッフさんへのヒアリング。

・なぜこの事業を始めたのか?
・どんなメッセージを届けたいのか?
・空間のなかで大切にしている価値観は?

この背景にある“想い”を知らずにシャッターを切っても、それはただの風景にしかなりません。MAKINO-BAの場合「炎を囲み、語り合う場所」「自然と人がつながる拠点」という世界観が写真と記事の軸となりました。

② 写真で「どんな事業なのか」がひと目で伝わるように意識する

MAKINO-BAの薪ストーブでゆらめく炎。空間にぬくもりをもたらす存在
レンガ壁に埋め込まれた薪ストーブ。MAKINO-BAの落ち着いたインテリア空間

SNSやウェブ記事では、1枚の画像が商品やサービスの第一印象を決めることもよくあること。MAKINO-BAの撮影では、薪ストーブのある空間と、そこに流れるあたたかい空気感を大切にしました。

「南魚沼市 薪ストーブ」「南魚沼市 コワーキング」と検索した人が「行ってみたい」「知りたい」と思えるような情報を、写真1枚から伝えたい。そのために構図、光の入り方、トーン、配置など細心の注意を払いました。

「1秒でどんな事業か伝えきる」

それはつまり見てくれた人にストレスを与えない、やさしい写真だと言えるかもしれません。

1秒の境地を目指して日夜がんばっています。

③ 空間だけでなく「人」を撮る。共感を生むのはいつも“誰が運営しているか”

MAKINO-BA店内での打ち合わせ風景。想いを共有する対話の時間
MAKINO-BAの運営者。薪ストーブとともに地域と人をつなぐ存在

どんなに美しい空間でも、「誰が、どんな思いで運営しているのか」が見えなければ、共感は生まれません。

MAKINO-BAの撮影でも、薪ストーブの前に立つオーナーの姿や、話す横顔を撮らせていただきました。その1枚があることで、「あ、こんな人が運営してるんだ」と、読み手との距離が一気に縮まります。

事業を撮るということは、人を撮ることでもあります。

また、人を撮ることが、事業を撮ることでもある。

店舗の雰囲気、オーナーの決意、こだわりのエクステリア、描きたい未来……

そんなものを一緒に伝えられるように意識しています。

写真のクオリティは、信頼の第一印象になる

割りたての薪。MAKINO-BAのぬくもりを支える素材のリアリティ
薪ストーブと相性抜群のSTAUB鍋。暮らしの豊かさを象徴するアイテム

ビジュアルで伝わる情報は、とても大きな力を持っています。写真のクオリティは、商品やサービスの価値をそのまま“見える化”するもの。ときにそれは、文章以上に強い訴求力を持つこともあります。

「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが「写真はペンよりも強し」と言えるのかもしれません。

写真または宣伝広告で気になることがありましたら下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。

MAKINO-BAの取材記事はこちら▼https://m-plan.work/2025/04/08/makino-ba/