【制作実績】福祉タクシーこすもす様:ストレッチャー対応車導入チラシ
新潟県南魚沼市で、地域の移動の足として信頼を集める「福祉タクシーこすもす」様。新しく導入されたストレッチャー対応車両のプロモーションに向け、チラシの企画・撮影・デザインを担当させていただきました。
「寝たままの移動が必要な方へ、どうすれば安心を届けられるか?」を追求した制作の裏側をご紹介します。
吹雪が生んだ家族の温もり。車庫でのアットホームな撮影

撮影当日は、あいにくの大雪。予定していた屋外でのロケーション撮影は断念せざるを得ませんでしたが、急遽、車庫の中での撮影に切り替えました。
実は、ストレッチャーに横になっているモデルは代表・田邊さんの奥様です。 雪を避け、家族で協力し合いながら進めた撮影現場は、終始和やかで温かい空気に包まれていました。その空気感があったからこそ、福祉サービスに最も必要な優しさや安心感が滲み出る写真になったと感じています。
「大切な家族を運ぶときと同じ気持ちで、お客様に接する」。そんなこすもす様の日常が垣間見えるような、血の通った写真がチラシの主役です。
「これなら頼める!」を確信に変える、車内配置図と利用イメージ

ストレッチャー車両の導入というニュースを伝える際、最も大切にしたのは利用シーンの具体化です。
「ストレッチャー車って、中で家族はどう過ごすの?」という不安を解消するため、オリジナルの車内配置図を作成しました。
- ストレッチャーのすぐ横に付添い席があること
- 顔が見える距離で声をかけられること
これらを図解することで、利用者が抱く移動中の不安を安心へと変える工夫を凝らしました。また、「転院」「思い出の旅行」「冠婚葬祭」「お盆の帰省」など、具体的な活用事例を提示。単なる移動手段ではなく「諦めていた願いを叶えるためのツール」であることを強調しました。
介護福祉士15年の実績。プロの安心感をデザインに込める

裏面では、代表の田邊様のキャリアを大きくフィーチャーしました。 介護福祉士として15年、タクシー運転手として5年という確かな経験。この「介助のプロであり、運転のプロである」という強みは、利用者様にとって最大の選定理由になります。
あえて運転席から笑顔で顔を出している写真を採用したのも「どんな人が来るんだろう?」という不安を取り除くためです。
さらに、日常生活で直面しがちな「ぎっくり腰」「骨折」「人工透析」といった症状をイラストで列挙。ストレッチャーが必要な重度の方だけでなく「歩くのが辛いけれど、どこに頼めばいいかわからない」という潜在的なお悩みを持つ方々へも届くような、親しみやすいデザインを目指しました。
制作を終えて

移動の壁を低くすることは、その方の人生の彩りを豊かにすることに繋がります。雪国という厳しい環境下で、家族一丸となって地域を支える田邊様の姿を、一枚のチラシに凝縮できたことを嬉しく思います。