【八海山スカイスノー】日本一過酷な現場でエクストリームホワイトアウト撮影

八海山スカイスノー

2022年12月18日に八海山スキー場を舞台に開催された初めてのイベント。

その内容というのがまたちょっと変わっていて、スキー場のゲレンデを直登するというもの。

・バーティカル(エキスパート)3km/+800m
・バーティカル(ノーマル)2km/+500m
・バーティカル(キッズ)0.8km/+20m

という3つのカテゴリーに分かれて競い合います。

参加者は150名ほどで、一斉スタートということでカメラマン泣かせの条件……。

前日準備から、当日朝のミーティングから完全密着させていただきましたので、ご報告させていただきます。

そもそもスカイスノーとは

日本スカイランニング協会(JSA)が提案するスキー場のゲレンデなどを使ったバーティカル競技のことを指します。

全国的にも開催しているところはまだすくなく、そういった意味でも注目を集めている競技です。

珍しい競技であるとともに、初めての開催ということでボランティアのみなさまも緊張気味。

9:30のスタートに向けて大急ぎで準備を進めます。

参加賞は伝家の宝刀『南魚沼産コシヒカリ』と南魚沼のおいしいを集めたセットなど。

雪上の味方マイクロクランポン

こちら「マイクロクランポン」といって、シューズに簡単に付け外しできるスパイクです。

雪上を進むにはなくてはならない強い味方。

当日は購入もできましたし、レンタルすることも可能で、選手を安全にゴールに導くお手伝いをしてくれました。

準備はいいかい?

スタート・ゴールゲートも立ち上がりいよいよスタート。

こうやって3つゲートが並んだ姿は壮観ですね。

団体で参加してくれた塩沢中学校野球部のみなさま。

中学生がワイワイ雪の上で遊んでいるのをみてるだけで癒されました。

一本背負をするなら畳の上じゃなくて、雪の上、だよな。笑

本番スタートの前には無料の「子どもミニレース」も開催。

20名ほどのキッズたちが雪上を駆け回りお宝をゲットしていました。

写真でわかる通り、このときだけ吹雪いていて大変でした。

いよいよ運命のスタート

9時30分、一斉スタート。

カメラを左右に振りながらひたすら連写しました。

150名ほどの選手たちが一気にこちらに向かって駆け上がってくる迫力感はハンパなかったですね。

選手のみなさんを見送ったあとは、エキスパートのゴールでもあるゴンドラ山頂駅へゴンドラに乗って移動しました。

ゴンドラから見た選手たちの走りも力強かった!!

山頂駅は体感温度マイナス

ロープウェイ山頂駅の標高は1,147m。

山麓駅の標高が350mくらいなので、エキスパートの選手は800m駆け上がる計算……くわばらくわばら。

ゴンドラから降りて、外に出てみると吹っ飛ばされるとかと思うほど風が強い。

時折、青空ものぞきますが風が強すぎて一瞬で姿を消してしまいます。

じっとしているとそのままの姿で凍ってしまいそうなので、絶えず体を動かしながら選手たちのゴールを待ちます。

1位の選手が40分くらいでゴールするという予報でした。

「まさかそんなに早く」

と思っていたら、本当に35分くらいのタイミングで選手が向こうに見えてきました。

写真ではまったくといっていいほど伝わりませんが、驚くほどの急斜面。

八海山スキー場を滑ったことがある方ならわかると思いますが、山頂駅直下のコースはかなり滑れる人でも足がすくむほどの難コース。

その斜面をガシガシと登ってくる選手たち。

四つん這いゴール

トップの選手は四つん這いになりながら登ってきました。

最後が一番きついというコースレイアウトがこたえます。

トップの選手が41分ほどでゴール。

ワンツースリーでハイチーズ。

ちなみに真ん中の高村選手が総合優勝。

時折、遥か彼方の景色が見えたりもするのですが、相変わらず風は強くひたすら寒い。

シャッターを押す指が冷たすぎて上手く動きません。

女性スタッフの髪の毛がなびいた状態で凍ってました。

記念にハイポーズ。

一般男子エキスパートトップの石田選手のゴールシーン。

踏ん張ってないと飛ばされそう。

続々と選手のみなさんがゴールしてきます。

苦悶の表情のなかにもどこか爽やかな風を感じるのは私だけでしょうか。
ナイススマイル!!

制限時間は2時間30分でしたが、最後の選手がゴールしたのが1時間25分。

助かった……。

コース誘導のスタッフさんがゴールしてすべての競技が終了!!!

暴風とホワイトアウトのなかの撮影ははじめてでしたが、いい経験となりました。

山頂駅からゴンドラにのって下山するスタッフのみなさん。

ほっと一安心という表情。

会場に戻るとスタッフ用のお弁当が用意されていました。

ありがたや〜。

地元のみなさんが振る舞ってくれた「塩ちゃんこ」と一緒にいただけば、一瞬で生き返ることができました。

これがあるからがんばれる!

ガチオのランチャン

私もよく拝見させていただいている、ランニング系YouTuberのガチオさんにお会いできたのは嬉しかったなぁ。

40歳でランニングをはじめて、サブスリーを達成したその名の通りのガチンコガチランナー。

ここ数年はトレイルランニングの大会を主戦場としています。

ランニングが好きな方はめちゃくちゃタメになるのでチャンネル登録しときましょー。

私もチラッと映っているので、ぜひご覧ください。

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