【コラボ撮影】美容室spellとファッションコーデ撮影会in南魚沼
11月29日に撮影会、かっこよくいうとフォトセッションを行いました。
お相手は南魚沼市の美容室『SPELL』の代表・石井正海さんと天野裕平さん。
SPELLさんは私と長男と次男も通わせていただいているおしゃれヘアサロンです。
代表の石井さんが一年ほど前から毎日のコーディネートを発信するInstagramを運営していて、そちらにアドバイスさせていただいたご縁もあり、今回声をかけさせていただきました。
石井さんのInstagramはこちら。
折角の機会なので、ワンコーデだけじゃおもしろくない!!
ということで「ファッション誌でよくある『1週間コーデ』でいかがでしょう??」
と持ちかけました。
さらにさらにロケ地は南魚沼の観光名所を巡ることに決まり、ファッションの魅力を伝えつつ、南魚沼の素敵なロケーションをお伝えすることに!
1週間コーデですから、計7コーデ……
一日で撮るにはかなりの荷物の量になるし「大丈夫かな」と思い石井さんに相談してみたのですが「大丈夫だよ」とふたつ返事OKいただきました。
そのあとに石井さんからは今回のコーデの全体のテーマは「カラーでいきます」と連絡があり、あらかじめ全コーディネートを送ってもらいました。
それを踏まえて「このロケ地ではこのコーデでいきましょう」という指示を私から出させていただきました。
・牧之通りー2コーデ
・魚沼の里ー2コーデ
・池田記念美術館ー3コーデ
こんな感じで組ませていただきました。
そして迎えた撮影当日。
撮影場所一ヶ所目は「牧之通り」。
こんな感じの江戸時代の古い街並みを再現した通りとして有名な場所。
この日は曇りでしたが、風が強くて大変な撮影になりそうな雰囲気が漂っておりました。
集合は10時だったのですが、40分ほど早めに入ってざっくりロケハンすることに。
何度も訪れている場所ですし、取材記事も書いたことがある場所だったので、いい感じのポイントはわかっていました。
その場所を再度確認するようにグルッと回って角度やアングルを計算。
いい感じの角度やアングルも季節によって季節によって変化します。
例えば木々が青々と茂るような季節であればそれらを上手く利用できますし、雪が降っている時期であればまた違います。
11月下旬、紅葉も終わっているし、空も冬模様の空ということでそういう意味ではなかなか厳しいタイミングだったかなと。
そのあたりは風景写真ではないので、なんとかそのハンデは乗り越えられると感じました。
また午前・午後、太陽の角度や日差しの強さによっても見え方は変わります。
そのあたりを敏感に察知して臨機応変に対応しなくてはなりません。
そうこうするうちにモデルの石井さんと天野さんが到着。
軽く打ち合わせののち、早速1コーデ目の撮影に入りました。
なんでもそうですけど、最初が一番難しい。
こちらはまだエンジンが上がりきってないし、それが伝わるのかモデルさんの表情が固くなってしまうことが多い。
何事も準備と入りが重要。
緊張と緩和、テンションとリラックス、このあたりのブレーキとアクセルを絶妙にコントロールするように心がけます。
モデルとロケーションがロックオンできれば、あとはカメラマンはシャッターを押すだけ。
オレンジのパンツがモノクロな街並みに火をつけるようなコーディネート。
こんな風に写真を撮られるのは初めてと仰ってましたが、ポージングもしっかり決まってます。
こういうのって頭の中にないとできませんからね。
石井さんがいままで見てきたファッション誌や、Instagramの投稿などがあってこそのポージングだと思います。
偶然はありません。
すべては必然!!
続きまして2コーデ目。
2コーデ目はさらに「カラー」というテーマを意識した装い。
グリーンとイエローのコンビネーションが落ち着いた色の街並みに絶妙なアクセントを添えています。
3コーデ目は「魚沼の里」へ移動。
ちょいワルの極み。笑
曇りだったこともあり、大きな窓からほどよい光が差し込んでくれました。
少し小高いところにある施設なので、魚沼盆地が一望……とまではいきませんが、いい感じで眺めながらコーヒーをすすれます。
こういうショットは水平垂直をしっかりとります。
4コーデ目に着替えていただいてから魚沼の里内の『みんなの社員食堂』でランチ休憩。
打ちっぱなしのコンクリの壁は最強の背景ですね。
個人的にはこちらの表情が今回の撮影のベストオヴ表情だと思ってます。
5コーデ目からは『池田記念美術館』へ。
甘辛ミックスなコーデが近代建築とマッチしています。
南魚沼でシールバーのブーツを履きこなせるのは石井さんだけ!
オレンジのコートを着こなせる50代男性も石井さんだけでしょう。
この写真もかなりのお気に入り。
6コーデ目は池田記念美術館の全面協力のもと撮影が続きました。
マトリックスにこういうキャラクター出てきましたよね。笑
モノブロックストロボを使って雰囲気をつくりました。
上の写真と下の写真を比べてみるとコートの色の印象がまったく変わりますよね。
ライトひとつでこれだけ変化をつけられるというお手本。
おもしろい。
7コーデ目はこちら。
タイミングよく『音楽と動物と魚沼を愛したアメリカ人が好きなものだけ集めた小さな展覧会』が開催されており、ロックな雰囲気が漂っておりました。
展覧会の詳細はこちらのリンクからどうぞ。
いい表情されてます。
こちらは被写体の真後ろにモノブロックストロボを配置してフル発光。
背景を白く飛ばし被写体を浮かび上がらせました。
ということで、今回の7コーデは以上となります。
撮影が終わった瞬間に石井さんも私も「はぁはぁ」いって息が切れていたのが印象的でした。
撮る方も撮られる方も真剣勝負!!
ほとんど呼吸をしないで撮影していたことに気づきました。
フルマラソンとまではいきませんが、ハーフマラソンを走ったあとくらいの疲労感があってグッタリ……。
「たのしかった!!」
と石井さんがいってくれたのがなによりでした。
個人的にはこの一枚がお気に入りです。
ピンもぼけているのですが、哀愁漂う背中がなんともいえません。
今回の撮影の反省点ですが、もうすこし事前の打ち合わせがしっかりとできればよかったな、と反省。
それができていればもっとセッション的な感じで撮影ができたと思います。
「このコーデはもっとこう見せたい」
「このコーデはこういうポージングが相性がいい」
などなど。
テーマを含めしっかりとした共通理解があってこそ本番でいい結果が出せると思います。
こういうのって学校の勉強にも通じると思うんです。
ちゃんとテスト勉強をすれば、テストの結果にも繋がりますよね。
してきた準備は裏切らない……そんなことをヒシヒシと肌身に感じました。
ともあれ、やってみなくちゃ始まりません。
今回、勇気を出してコラボのお誘いをさせていただいてよかったな、と心から思えました。
ということで、フォトセッションをしていただける方を募集しておりますので、お声掛けいただければ幸いです。