イタリアンレストランのメニュー撮影とメニュー表の作成【20種類のピザとの奮闘記】

イタリアンバル匠

2023年6月29日(金)にランチメニューをリニューアル、六日町駅前のイタリアンバル匠さん。

メニューの撮影とメニュー表のデザインを担当させていただきました。

いつもお世話になっているお店とこういう形でセッションできるのは、この上ない喜びですね。

本当にありがたい。

いままで200店舗以上の飲食店(85%以上はラーメン屋さん笑)を紹介するブログ記事を書いてきたジンボラボ神保ですが、うかがったお店のメニュー表は必ずスマホにおさめてきました。

メニューはお店の顔というのが私の金言。

そんな私だからこそつくれるメニュー表があると思っております。

今回はいままでコツコツと養ってきた「メニュー審美眼」をフル稼働して、撮影とデザインを担当させていただきました。

こちらの記事をまず読んでいただきたい。

いいメニュー表(ブック)には「意味」があるんです。

・なぜこの写真なのか? 大きさなのか?
・なぜこのスペースにこの商品なのか?
・なぜこの順番で掲載しているのか?

これらすべてについて筋の通った説明ができなければ、いいメニュー表とは言えません。

「目的」と言い換えてもいいかもしれませんね。

お客さんの希望をきちんと叶えるという「目的」をもったメニューがいいメニュー表です。

写真がめっちゃきれいでも、情報がたくさん詰め込まれていても、その意味や目的がボヤけていたらお客さんは迷ってしまいます。

本末転倒。

ということで、今回匠さんのメニュー作りはそのあたりをしっかりお店の方々ともシェアしながらスタート。

ゴールの方向だけ共有できていれば、あとは駆け抜けるだけ。

推しを明確に

ランチメニューのリニューアルにあたり「とにかくピザを推したい!」というお店からの希望がありましたので、とにかく今回はピザ推し!

ピザメニューが20種類に爆増ということで気合いの入り方が伝わってきます。

撮影はまさにピザとの闘い……。

ありがたいことに匠さんのピザは容姿端麗。

どこからどう切り取ったとて美しく、そして美味そう。

私より用意するシェフの方が大変そうでした。笑

メニュー撮影は角度が命!

当たり前ですけど、同じピザでも一枚一枚表情がちがいます。

基本角度は真上からですが、微妙に角度を変えることで、ピザの見え方が変わってきます。

そのあたりをしっかりと捉えながらシャッターを切る!

メニュー撮影は時間が命!

生クリームをあとからのせるデザートピザの撮影は時間との勝負。

ピザ専用窯で焼き上げたピザ生地の温度は尋常ではございません。

生クリームをのせたそばから溶けてしまいます。

スタッフの方と力と呼吸を合わせて撮影しました。

こういうやりとりがいいメニューづくりには欠かせなかったりして。

メニュー制作のポイントまとめ

こちらのメニュー表(A3)のポイントをわかりやすく箇条書きにしてみると……

・すべてのピザを画像つきで載せる
・主力のピザを4つチョイスし大きくした
・さらに「Zの法則」に従い左から順に推しメニューを配置
・ピザの説明文も左上に置き読んでもらいやすく配置(米粉を使ったピザ生地をアピール)
・すべてテイクアウト可能なことをわかりやすく表示

メニュー数が多いと、メニューの名前だけの表記になりがちですが、それではもったいない。

下段に配置したピザ画像の下1/3をカットすることで、すべてのピザを見てもらえるようになりました。

そんなことより、ずーっと見ていたらピザが食べたくなっちゃいました。笑

こちらがパスタ面(裏面)ですね。

スペース的に全種類の画像を入れることはできませんでした。

お客さんに食べてもらいたいメニューから順番に配置していきます。

ほとんどのランチ利用の方々が「ドリンクセット」か「デザートセット」をオーダーするので、その内容をわかりやすく表示しました。

まとめ

最初にもお伝えした通り、メニューづくりはお店の方々と二人三脚でつくるべき。

その方がまちがいなくお互いに納得がいくものが出来上がります。

「納得のいくメニュー」でしかお店を訪れてくれるお客さんの希望を叶えることはできません。

それがリピートやクチコミに繋がり、ゆえに売り上げに繋がるのだと私は信じています。

たかがメニュー表、されどメニュー表。

あなたのお店のメニュー表は「意味と目的」があるでしょうか?

納得いくまで作り込みましたか?

胸に手を当てて考えてみてください。