【初雪】標高2,000mでプロフィール写真撮影会を開催【巻機山】

貝瀬淳

巻機山 写真撮影

撮影の次の日には1,000mくらいまで白く雪化粧をしていたので、この場所にはもう1mくらいは雪が降り積もったのではないだろうか……。

そう思うと、ギリギリこの程度の装備で山頂までいける最後の日だったと思います。

「もってるね〜」

とお互いに何度も言い合ったことが記憶に残っています。

令和4年11月15日に日本百名山でもある巻機山(1,967m)に登りながらプロフィール撮影をしてきました。

豪華なメンバーとの共演

南魚沼 写真撮影

同行したメンバーが豪華すぎて夢のようだったのですが……紹介しますね。

ひとりはあの「TJAR2022」を第6位で完走した魚沼のスノーモンスター貝瀬淳さん。

もうひと方は「UTMF2022」「UTMB2022」をどちらも完走した、黒岩乙水さん。

超健脚の二人とご一緒ということでドキドキとワクワクが入り混じります。

撮影の目的は今度、お二人と共同で開催するイベントのキービジュアル(貝瀬さんがメイン)となる写真を撮ることでした。

プラス黒岩さんのお仕事用のホームページに使うプロフィール写真の撮影もあわせて行いました。

何度も登っている山とはいえ、2,000m級の山ですからなるべく荷物を軽くしたいですよね。

どのレンズを持っていくか……かなり精査しました

キービジュアルの撮影であれば、望遠と標準ズームの2本でいけると思ったのですが、プロフィール写真の撮影となると明るくボケてくれる単焦点がほしいところ。

ということで、最近手に入れたばかりの「SIGMA 35mm」を仲間に加えての3本態勢で臨むことにしました。

◯SONY α7Ⅳ
●SIGMA 28-70mm
●SIGMA 35mm
●SONY 70-200mm

カメラとレンズだけで3㎏オーバーになります。

いつも山にカメラを持っていくときは、標準ズーム1本しか持っていかない私とっては、ここまでの重装備は初めての経験。

寒さ対策としてダウンジャケット、雨対策のレインウエアなど、登山の準備もぬかりなく。

ここでワンポイントアドバイス。

冬の屋外など、気温が低い場所だとバッテリーの消費が異常に激しくなります。

寒冷地での撮影には予備のバッテリーをいつもより多く持っていくことをおすすめいたします(このときはいつもの倍くらい早かった)。

7合目でアレに遭遇

南魚沼市 写真撮影

桜坂駐車場、巻機山登山口をスタートしたのが6時24分。

お天気は曇りで、山頂方面を望むとガスかかっています。

雨は降らずに、午後からお天気がよくなる……という予報でした。

7合目を過ぎると、見慣れた白い物体が足元にちらほら

雪です。

一足早く初雪を拝むことができて、うれしいような悲しいような複雑な気持ち。

8合目あたりから視界がひらけてくるので、撮影をおもむろにスタートしました。

巻機山

ガスがかかっていて、まわりの景色はほとんど見えませんでしたが、雰囲気は悪くありません。

望遠レンズで登ってくる貝瀬さんを狙います。

かなり先行して撮影しているのですが、登るスピードが半端ないのですぐに追いつかれます。

追いつかれないようにダッシュで駆け上がり、振り返りシャッターチャンスを狙う……の繰り返し。

撮影をはじめるまでは荷物の重さにヘトヘトしていたのですが、いざはじまるとまったくといっていいほど重さが気にならず!!

むしろアドレナリンが出まくって体が軽かったくらい。笑

雪 写真撮影

そうこうしている間に、着々と白いモノが視界に増えてきました。

8合目を過ぎるとグッと気温も下がって、じっとしていると寒さがじんわり肌に張り付いてきます。

寒さから逃げるようにひたすら前に進みながらシャターを切りました。

前巻(9合目)についたのが8時半だったので、ちょうど2時間くらいで眼前は白銀の世界へ。

新潟県 写真撮影

前巻から避難小屋までのホワイティー稜線歩きがマジで最高でした。

神様が遥か天空から粉砂糖をふるったような美しい景色。

下界でみる雪景色とはまったくちがう、なにか神聖なものを前にしたような気持ちになりました。

心が洗われるとはこのことですね。

巻機友の会

巻友会

8時50分には避難小屋に到着。

貝瀬さんは「巻友会(まきゆうかい)」という巻機山の山岳団体のメンバーでもあり、こちらの小屋の管理・運営もされています。

小屋の清掃や、雪囲いの作業なども巻友会の活動のひとつです。

こちらにFacebookページのリンクを貼り付けておきますね。

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南魚沼市 写真撮影

こちら山頂付近(9:05)ですね。

このあたりから動画を撮影しはじめてたので、写真少なめ。

とにかくまわりは真っ白で、止まると寒いのでそそくさと山頂方面へ。

南魚沼市 写真

山頂に到着!!(9:20)

このタイミングで登ってきた方面のガスがゆるんで一瞬だけ稜線を拝むことができました。

南魚沼市 カメラマン

「ヒャッホー!!」

と叫びつつも、短パンの黒岩さんには過酷な状況だったことが写真から伺えますね。笑

山頂滞在時間は3分くらいで速攻で下山しました。

途中雨にも当たられどうなることかと思いましたがギリギリのところで堪えてくれました。

「もってるね〜」

下山の途中、6合目あたりのいい感じのブナ林であらためてプロフィール撮影会を開催。

カメラマン 新潟県
カメラマン

いい感じじゃないですか??

ウェアの色がシンクロしててまたいいですよね。

ひとって一番好きなところでしかでない表情ってあると思うんですよね。

山が好きな人は山でしか見せない笑顔があると思うし、海が好きな人は海でしかできない表情がある……

もちろんそんなところに鏡なんてないですから、あなた自身でその表情を見ることはできません。

でもこうやってカメラマンが同行すれば、自分の一番輝いた表情を残すことができます。

あなたが見たことのない、あなたらしさを一枚の写真に閉じ込めてみませんか?

全国どこでも出張撮影可能ですので、ぜひお声かけください。